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2014年12月 3日 (水)

もやしもん余話

編集部からこんなのが発見されまして、これなんなの?と聞かれました。

20141202141211252_0001 そうか、初代の担当しかしらないのかー
 これは、もやしもん第3話「ヒオチ」の分岐原稿です。
分岐原稿なんて言葉はありませんが、そういうことです。
 もやしもんは当初、一切編集長の評価を受けていなかったことは単行本にてもお話ししましたが、連載開始するまでに5話までのネームを何パターンも作ることを命じられていました。
 そして、ネームだけでなく原稿にするようにと言われていたのです。
 で、ネームが通り原稿描いている途中にやっぱり駄目とネームの没が出る、なんてことはザラでした。今まで描いた時間と労力はただのゴミになるわけです。それでも腹は減るし日も経つわけですが、ただの新人作家の泣き言です。
 とても厳しい時期でした。本当につらかったw
それは第1話が掲載、つまり連載が始まってからも続きます。
 いつまでも1~5のやりなおしをしつつ連載していました。
 この原稿は第3話、美里川浜が密造していたタンクを倒した後、沢木たちを自治寮に連れて行くあたりからの分岐、現在の本編では風呂の後沢木と蛍は美里の部屋に連れていかれ、冬虫夏草のくだりへと流れていくわけですが、美里と川浜は同じ部屋で生活しているかのように描かれていますよね?
20141202141211252_000220141202141211252_0003 20141202141211252_0004 20141202141211252_0005
 この没原稿では川浜の部屋が存在し、まず沢木たちはそこに連れて行かれます。しかし川浜の部屋は虫かごだらけで住むスペースはありません。だから川浜は美里の部屋に住んでいるのです。という説明のシーンです。要は川浜のキャラ紹介。
 いまにして思えば存在しても別に困らないシーンでもあります。むしろこのシーンがあればその後の川浜の行動も変わったかもしれません。でもとにかく没。
 そんなものですw
 新人時代でも、さすがに原稿に下書きまで始めさせておいて没だから描くのをやめろ というのはほぼ無い事例だと思います。そしてこれは編集部で先日見つかった数枚の下書きまでバージョン。 そうです。ペン入れも終わったのに没になった原稿も存在します。これも編集部にあるはずなので後日追掲載します。
 思い出すだけで泣けてくるわ!w
思い出した。虫を出したら女性読者が減るだろうが!と没になったんでした。
 いまだから言います。うるせえ!w
初期はそんなこんなな思いをして作っていたんです。本当にここまで長く続くとはこれっぼっちも思っていなかった、新人時代の苦労の一端なお話でした!

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