おたよりを紹介しますのコーナー!
の 前に 今回はスイマセン・・イブニングのことです
減ページです も少しお待ちください
それに関連するのですが 背中に注射 というのを初体験しました 三本
2度としたくないです! 皆さまも座り作業はほどほどがよろしいかと
そして
もやしもん8巻発売されました ありがとうございます! ムトーです!
発売されて週末を超え たくさんのメールいただきました! 大体がお叱りのメールでした!
ひっ
その中でも一番代表的なのを抜粋させて頂くと
「もやしもん8限定版どこに行っても買えねえよ。尼も7も予約すらできねえまま完売だし。 転売屋をのさばらせる作者と講談社は恥を知れ。読者をバカにするのもいい加減にしろ。」
ひぃぃ そうなの? ごごごめん!
ちなみに尼とはアマゾンの事らしく 7ってのはセブンアンドワイですね
予約できなかったの?
そういえばネットでなく 本屋さんでも出来ないというメールもいただきました
転売屋に関しては・・しらないよ アマゾンさんとyahooさんの管轄でしょうそこは
そんなで
講談社へ行く用事があったので聞いてきました! 今回の8巻の限定版が欲しいと思ってくださっているのに手に入らない方がいることについて
講談社に到着して早速
「そちらにもメール着ましたか・・こちらにも山ほどお叱りのメールと電話がありました」との販売の部署の方からのお話
まず 発売日から月曜日までの販売部数のデータを見せていただきました
7/23日の発売日 の その前日22日に
既に数千札が売れていまして なんですか何故ですかこれは?と 聞いてみたところ 今回の限定版は書店に入荷した時点で店頭に並べるというスタイルだったらしいのです
コミックス扱いと書籍扱いとか なんか僕にはよく分からないけどスタイルがあるらしく とにかくそういうことなのだそうです
発売日前日22日から 東京から各方面に本を載せたトラックが出発したとして
到着した書店から順番に 限定版が書店に並べられていったとご理解ください
ネット書店さんも同様かと思います だから入荷数が確定していなかったので 予約ができない状態のまま発売日になってしまったのだと思われます
そして発売日当日から週明けで 限定版は95パーセント売れてしまったそうです
売れてしまった とかぼくが言うのはおかしな話で 本音は とても驚きつつ感謝の気持ちでいっぱいです
僕が見せていただいたデータでは全国書店さんに 月曜27日の時点で売れ残っている限定版の数は 講談社の販売部で確認している数としては
手に入れたいと思って探してくださっている方には申し訳ないのですが 500冊弱です
編集部でストックしていた予備(不良品と取り換えるために数千は取り置きしているんです)も あわてて書店さんに回したため ほぼ無いそうです
お買い上げ頂いた皆様には心からありがとうございます
お手にとれなかった皆様には 誠に申し訳ありません!
担当編集からも言葉を預かってまいりました
「今回の限定版の発行部数に関しましては、私の判断ミスです。少なすぎました。もうしわけありません。」
担当さんをかばうわけではありませんが 正直、限定版 特装版というのは 本当によく分かりません。
もやしもんに関しては、2巻で初版限定のシールをふろくにしたのから始まり
3巻特装版は表紙が違う
4巻特装版はフィギュア付き
通常版より多く作った5巻特装版はオリゼーストラップ付き
6巻は受注生産版で オリゼーぬいぐるみ付き
7巻はnanoブロック付きで これが今までで最多の8万個を作り いまだに買えますw
と 毎回いろんなことをやってきて 毎回いまいち部数の目論見が立てにくいということだというのが今回の顛末の正直なとこらしいです
要は8巻に関しては 絵本という 同じ出版物を抱き合わせることに ちょっとビビっちゃった というのが本音のところのようです
ほんとうに 探し回ってくださった皆様 申し訳ありませんでした
えと そこでです
「限定版商法」って そもそも何なのかな と
と 紐解くに
毎話掲載の雑誌(もやしもんで言うイブニングです)を買って作品をリアルタイムに追いかけてくださっている方への感謝 還元 発売日当日に書店に足を運んでいただきたいが為 というのがそもそものスタートらしいです
だから 大体はその存在はコアなファンしか知らないものだったらしいですね
しかし 秋葉原文化が隆盛を誇り始めたあたりから 限定版も「余るくらい作る」というのが主流 とは言わないまでも生産個数が多くなってきていたようです
もやしもんも それに倣った というわけではないのですが(むしろそういう風潮は嫌いなのですが) 6巻の やたらかさばった受注生産版が 10万近い受注いただいたので それを見こして7巻を多く作ってみたら未だ潤沢に市場にお目見えしたりして 毎回が予想と希望の戦いなんですね
今回は 正直に申し上げれば35000部です
結果としては 少なすぎたとのことでした
もう何も申せません なめてました!すいませんでした!
そして これも嫌なご報告なのですが
いただいたメールの中から「再販 もしくは第2版はあるのか」とのご質問ですが 販売部 担当編集からのまた聞きになりますが
もやしもんの限定 特装に関しては いままでも これからも 初版のみ 再販は無い とのことでした
ごめんなさい!
おらにはどうしようもありません すみません!
とはいえ
限定版を欲しいと思ってくださって 書店をめぐってくださった方もたくさんいらっしゃることは こちらにいただいたメール 講談社への問い合わせの多さ 書店さんからのご意見などで 理解しているつもりです
この中から せめてもの案を提示させていただきます
絵本 に関しては 8月以降発売の「えほん もやしもん」の場で みんなで考えてなんとかします
そして 「絵本はちびっこたちに読ませてやれ そんなことより特装版はムトーが表紙らしいなこのやろう みせろ」 という方
すいません おら 原稿渡してしまって手元にないんです・・
ということで 手元に残ってた カバー外したとこの絵です 上が特装版
表紙の絵に関しては 限定版の絵は3巻から8まで見たことないが 見てみたいぞ ついでにイブニングで表紙になったものも見せろ という方もありがたくもいらっしゃるので 本としての再販は無理としても 何らかの形でお目にかけれればと思っておりますです
だらだらうだうだと言い訳ばかりですみません
ここからは少しメールへのお返事です
頂いたメールの中で 8巻本編ラストのページひとつめのコマ
蛍の前髪が真っ黒なことにつきまして「ツヤベタ書き忘れっスか?」「手抜きですよね?w」(本文ママ)とのご指摘をいただきましたが
ツヤベタという用語を僕はこのメールをいただいて初めて検索して知りました 髪の毛のつやをシャッシャッとペンで書いたり 修正液使ってやる作業なのですね ぼくはサジペンでシャッシャッとやる派です
あのさー
「ツヤベタ書き忘れっスか?」の方 専門用語使うくらいだから少しは詳しい方なのでしょうけど ぼくはツヤベタを忘れる漫画家なんか見たことないけどあなたの周りにはいるのかい?
あそこはね それぞれが微妙なリアクションを取っているというコマですが セリフもないし最終ページで下のコマのほうが目が行きやすいので 上のコマを流されにくいように アイキャッチを必要としててね 美里川浜の菌っぽい顔だけではなく 真黒な前髪のせいで目が行くことで ほかのみんなの微妙に変な部分も見てもらって・・
とかいちいち説明したほうがいいのかい?
おら いやだよう ボケを説明する面白くない人みたいだよう
あっ 要は伝わりにくかったということよね おらスベったのね? くああ
精進します・・
ただ なんか 漫画家の末席にいる者の矜持として こういう質問されると反発したくなってしまって
うあああああああ うそ
うそうそ そんなのどうでもいいの ごめんねごめんね
とにかく今回の8巻でご迷惑をおかけした皆様 申し訳ありませんでした
お買い上げいただいたかた ありがとうございます!!
ああああっ
そんなこんなでおら 今日誕生日だ! イエーイ 今日は1日仕事場で原稿だぜーー うわーーーーん
おわり
写真はデザイン事務所「アーテン」さんで 絵本を作るチームもやしもん です
このひとが担当さん 僕が絵を描いている間は暇です
奥にいるのが y上さん もやしもんの表紙や ありとあらゆるデザインを担当してくださっています
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