総括 というより思い出?
去年の秋
僕と担当さんの「ビールって何?」の旅も最終日
3カ国目となるベルギーの田舎を南へ南へと車で進みました
そしてたどり着いた立派な建物
ひとけも 通る車もまばらな山あいに突如現れたそれは修道院でした
とても広大な敷地で たくさんの建物があり 管理の行きとどいた庭園にはたくさんの花が咲いていて それはそれは素敵な感じ
裏手へと続く道を進む中 朝から心配だった雨がしとしと降りだし始めたとき 僕らの目の前の光景も一変しました
美しい修道院と同じ色の建物の廃屋
いいえ 廃れたものではありません
その地方独特の砂岩が風化で色を濃くしたのではなく 明らかに焼打ちにあったであろうその建物は かつての修道院
フランス革命のときに 革命軍の襲撃を受けたのだそうです
それもまた立派な建物で すこし中世ヨーロッパをかじった僕は そこが礼拝堂 ここは回廊の中庭と なんとなく昔の姿を頭の中で想像しつつ散策しました
降り出した雨が 芝生と森にサーッと静かな音で落ちていて ほかに物音がなく なんとなく ドビュッシーの「沈める寺」でもかけたら似合う絵だなあとかおもいつつ
人が作ったもの 伝えるべきものも 壊すのは人なのかもしれない とか
柄にもなくおセンチになるには とてもよい風景だったです
担当さんとも別行動でうろつく事として お互い気ままに散策 というかクリスチャンの担当さんには別の思いが去来していたのかもしれません
で 一人でうろうろしていたら そんな廃墟となった旧修道院の中に 突然鮮やかなブルーが登場します
湧水でした 囲って水場にされてあり そこでここの人らしき方がコップを洗っておられました
あんまりにもきれいだったんで 写真を撮っていたら そのおじさんが洗っている手を止め コップを一つ 水場の淵においてほかのコップとともに一歩下がってくださいました
お礼を言いつつ その修道院が長年作り続けたビールのロゴが入ったその 大根足の美しいビールグラスをとりました
おそらくこの澄みまくった美しい湧水を使って作られているのであろう
トラピストビール 「オルヴァル」
その美しくも歴史を感じさせる美しい紺色のロゴを見つつか おじさんと別れて車に戻る道すがらかに
「でも 守り伝えるのも 人の手だヨネー」とか もう一回おセンチかましてみまして
次の日には僕たちは帰国の途につきました
そんなこんなで
先日 今回のビール編のしめくくりに 僕と担当さんは最後の取材をしてきました
そこは日本の地ビール蔵 ですが 人もいなく蒸気をあげて回転するはずの煙突も 静か
かつてはたくさんの人が働いていたであろう蔵のまわりにも雑草が生え ドアは固く閉じられていました
多くの歴史がビールを支え こんな東洋までビールはやってきてさらに受け継がれています 閉じたとはいえこの地ビール蔵もまたビールの歴史の一つ
そんな感じで担当さんと帰路につきました
で
本日深夜 もやしもん8巻に関するすべての作業をよーーーうやく終えました
僕たちの旅の締めくくりは ちょっとだけ物悲しい感じになりましたが(担当さんは痛風になったしネ) もやしもんのほうは たのしくなっていればなあと思いつつ
さあ 純潔のマリアを書き終えたら もやしもんも新章です
ちょっと体調などの復活を図りつつやっていますので 少しお待ちいただくことになってしまうかもしれません
そこは気長に のんびりお待ちいただければ幸いです
2週間に一度 5分もあれば読み終わるたった16ページの漫画ですが その5分を無駄じゃなかったと思っていただけるよう これからもがんばってまいります!!
ではまた もやしもん99話で~





















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